シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (安宅和人)
こんにちは、Uです。
今回は、最近読んでいる「シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成」を紹介したいと思います。
著者の安宅さんは、かの有名は「Issue Driven(イッシューよりはじめよ)」を書かれた方で、元マッキンゼーの戦略コンサルタント、現在もYahoo執行役員 事業戦略統括本部長や慶応大学で教鞭をとられるなど多方面で活躍されている方です。
近年急速に発行部数を伸ばしている、「NewsPicks Publishing」から出版された本ということもあり、Twitterをはじめとした各メディアで頻繁に取り上げられています。
1章:データ×AIが人類を再び解き放つ
2章:「第二の黒船」にどう挑むか
3章:求められる人材とスキル
4章:「未来を創る人」をどう育てるか
5章:未来に賭けられる国に
6章:残すに値する未来
の大きく6部構成となっている本書を丁寧に読んで、感じたことを数回に分けて書いていきたいなと思っています。
本書の「おわりに」で、「来た時よりも美しく」という言葉が紹介されていて、安宅さんはまさに生まれてこられた時よりも少しでも良い世界にしようと行動を続けられている方だと感じていて、とっても尊敬しています。
それでは早速ですが、本日は第1章「データ×AIが人類を再び解き放つ」の内容で気になったフレーズ、感じたことをまとめてみたいと思います。
>ただし、プロの碁や将棋の意味がなくなるかどうかといえばまったく別だ。人間がクルマに走りで勝てなくなってもう 100年以上だが、いまだに人間がもっとも興奮するスポーツの1つは陸上競技の 100メートル走だ。人としての限界を極めることの価値は、人間が自分たちの限界を理解したい、人間としての進化を感じたい、と思う気持ちがある限り続く
→これはすごく共感できるフレーズで、合理性を求める社会である一方、「人間らしさ」は永久だということを改めて考えさせられます。
>現代( 2010年代末)において「正しい A Iの理解とは何か」といえば、速い計算環境、もしくは計算機(コンピュータ)に、情報を処理したりパターン学習したりするための情報科学技術(アルゴリズム群)を実装し、最終目的に即した膨大な訓練を与えたものだ
→世の中で「AI」や「人工知能」というフレーズが踊りだして久しいですが、「正しいAI」を理解している人間は私を含めて本当に少ないと感じます。
「正しいAI」→計算機・アルゴリズム(深層学習等)・ビックデータの掛け合わせ。
>「未来 =夢 ×技術 ×デザイン」だ
→より良い未来を作るには、夢・技術・デザインの大きく3つの要素が必要不可欠。日本は優れた技術を持ちながら、夢やデザインの欠如によってなかなか「いい未来」を描き切れていない状態。夢・デザインというキーワードがそのまま今後の人材育成のキーワードにもなるのではないか。
>音楽をデジタルのままで聴き、持ち歩くという点ではほとんど同じはずの MP 3プレーヤーとの差は何だったのか? 明らかに描いた絵の大きさ、そしてデザインだ。
→ウォークマンとIpodの差は、①どれだけ大きな夢を抱いていたか②夢を技術を生かしてどうデザインしたか の大きく2つ
>これからの未来を変えようと思うのであれば、デザインという言葉の意味を幅広く捉え直し、鍛え上げる必要がある。日本語の「デザイン」は意匠にとどまった意味になりがちだが、英語本来の意味合いに立ち返るときが来ている
→ 「デザイン」は本来①意匠②商品・サービス設計③系・モデル設計の大きく3つの意味がある。日本は②③の意味での「デザイン」により目を向けるべき。
>人がいいなと思うであろうことを先んじて感じ、それを自分なりに表現できる力が重要となる。言葉でもいいし、絵でもいい。その両方があるとさらに最高だ。そういう力を持った人を育てていけるかが僕らに問われている。そして僕ら一人ひとりもそういう価値を感じられる能力を磨いておきたい。
→「感性」や「アート」っていうキーワードを最近よく聞くのはまさにこう言った理由だと思った。
>「来たときよりも美しく」という言葉をよく思う。この「とき」はタイミングであり、時代だと考えることもできる。
>「一日生きることは、一歩進むことでありたい」