ライト、ついてますか -問題発見の人間学(ドナルド・C・ゴース著)

こんにちは、Uです。

今回は、最近読んだ本について紹介します。

https://www.amazon.co.jp/ライト、ついてますか―問題発見の人間学-ドナルド・C・ゴース/dp/4320023684

僕は、経営コンサルタントとして働いています。
以前、尊敬する上司のお話を伺う機会があった際に、
「課題解決者たれ」という言葉をいただいたことがありました。
https://42-theimpact.com/?p=72

この本はその上司の方に紹介してもらった本でもあるのですが、実際に読んでみてめちゃくちゃ面白かったので皆さんにも紹介します。

社会人として働いていると、やらなくていい作業に時間を割いてしまう、
いわゆる「手戻り」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

それに、「これやる意味あるんだっけ?」と思うようなタスクを上司に言われたからと言って、やってしまっている会社員の方々も多いと思います。(ビジネスマンとして生きる上でそれは必ずしも悪いことではないのは言っておきます。)

ただ、コンサルタント=「課題解決者」にとっては、手戻りを発生させてしまったり、やらなくていい問題を解いてしまうことは、クライアントにとって、すっごくマイナスのことになります。

そういった、「本当は解かなくていい問題を解くこと」を避けたり、「本当に解くべき問題、解きたいと自分で思う問題を見つけること」の重要性がユーモアあるれる文体で書かれています。

いくつか印象に残ったフレーズと自分なりの感想を書いてみます。

①:問題の正しい定義が得られたかどうかは決してわからない、問題が解けたあとでも
システム導入の一つの工程の中に「要件定義」というものがあります。
それと同じような意味で、何か問題が発生し、解こうとする際は、問題を「定義」することが鉄則です。定義をはっきりと定めないと、“どういう状態になったら解けたといえるのか”がわからないからです。
なので、一流の課題解決者は一流の問題定義者である必要があるのですが、
問題定義っていうのは、答えがあるものではなく、その場その場の状況や、だれの目線で物事を考えるかで全く異なるものであり、あまり固執してはいけないということを言わんとしています。
一方で、一流の課題解決者は一流の問題定義者たれ、という原理原則はゆるぎないものだと当然筆者も考えていて、僕ももっともっと磨く必要があるなと思っています。

②:君の問題は何か
①の中にもちょっと書きましたが、一つの問題に見える事象も「誰の立場からみるか」で全く形の異なるものになります。
問題を考える際には「誰の問題か」「自分にとっての問題は何か」
を突き詰めて考える必要があります。

③:問題は解くよりも、発見するほうがずっと楽しく、ずっと難しい
これは翻訳者の前書きの言葉なのですが、これがこの本で伝えようとしている神髄だと思っています。
僕たち人間は(無自覚かもしれませんが)「問題を解く」という行為がとっても好きな動物なようです。
だから、何か問題が目の前にあると、すぐとびかかって、解の質や、解にたどり着く速さを競おうとします。
でも、一番大切かつ難易度が高いのは「本当に解くべき問い」を見つけ出す作業なのかもしれません。

以上3つのフレーズを上げさせてもらいましたが、この本名言であふれています。しかもめちゃくちゃ本質をついている言葉たちです。
コンサルタントとして課題に立ち向かう際も、人生で何か問題に直面した際も、
「本当に解くべき問題はなんだっけ」という質問をまずは忘れないようにしていきます(笑)

また何度でもよみなおしたいなーと思える本でした。

それでは!

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